家計の状態を継続的に良くして収入を増やす実践的な豆知識

金融についての知識は、お得に生活費を節約することにもつながります。
普段何気なく利用している銀行口座やクレジットカードは、ちょっとした使い方の工夫で、節約効果を高めます。
逆に言えば、使い方を間違って、必要のない出費をしていることがあります。
単に節約だけではなく、お小遣い稼ぎとして利用できる場合もあるため、金融機関の使い方や日常の決済について、知識を持っておくことは大切です。
近年では大手の通販サービスが、自社の経済圏にユーザーを取り込もうとして、様々なキャンペーンを展開しています。
これらは特定の金融機関やクレジットカードを利用して行われることもあるため、情報をチェックしておくと効果的です。
今利用しているサービスは、そのまま利用しながらお得感を感じることもできます。
また、これから新しいサービスに申し込むことで、さらに家計状況を向上させることも可能です。
税金対策や借金対策なども含めて、ぜひ意識しておきたいこれらのポイントについて、詳細に書いていきます。

複数の銀行を併用することでそれぞれのサービスメリットが受け取れる

銀行口座は、誰もが日常で利用しているでしょう。
銀行に関しては、貯金は当然のことながら、生活費の決済にも欠かせない役割があります。
複数の銀行に口座を持っている人も多いですが、うまく使い分けのできていない人もいます。
利用すればお得になるのに、ただ口座を作ったまま休眠状態の場合があります。
銀行が提供するサービス内容は、表面的にはどの銀行も似ています。
しかし実は、しっかり内容をチェックすれば、銀行によって細かなサービス内容にかなりの違いがあります。
まず、貯金に対して付く利息の違いがあります。
日本では長期にわたって低金利の時代が続いています。
しかしこのような状況にあって、ネット銀行を中心に高金利を提供している業者もあります。
銀行を利用する場合は、大まかに分けて「貯蓄」と「生活費決済」が主な用途です。
しばらく動かさないような資金があれば、高い利息の銀行に預けている方がお得です。
古い世代では、認知度の高い店舗型のメガバンクのみを利用している人も多いでしょう。
ネット銀行といえば、実店舗もあまりないため、馴染みを感じない人もいます。
大手銀行であれば、どのようなサービスの決済にも広く対応しているため、安心感があります。
しかし近年は、ネット銀行のユーザーが急速に拡大しており、独自のユニークなサービスで人気を集めています。
ユーザーにとっては貯金だけではなく、日常の決済に利用することで、様々な恩恵を受けることができます。
例えば、利用頻度に応じてポイントを進呈したり、会員ランクを上昇させるサービスがあります。
会員ランクが上がれば、ATM手数料や振込手数料の無料回数が多くなります。
ATMをよく利用する人は、その度に手数料が引かれていれば、実は年間を通じてかなりの負担になります。
振込に関しても、振込に利用するだけで手数料を徴収されれば、それも出費になります。
これらを無料で利用できるチャンスが多いことは、ネット銀行の大きな利点です。
もちろん店舗型の銀行にも利点はあるため、両者を使い分けすると便利です。

クレジットカードの利用を工夫するメリット

クレジットカードでは、普段の自分自身の利用状況を考えずに、ただネームバリューのあるカードを漠然と使っている場合があります。
若い頃に作ったクレジットカードを、そのまま継続して利用している状況も多いです。
年会費のかかるクレジットカードは、その分付帯サービスも充実していますが、それを活かせずにただ年会費を払っているケースも目立ちます。
しかし、クレジットカードの使い勝手は年々進化しており、年会費無料のカードもサービスが充実しています。
各業者が顧客のニーズに合ったカードを新たに用意するなど、様々な工夫を行っています。
自分の決済状況に最も合致したものを利用することが効果的です。
特に意識しておきたいのは、クレジットカードと通販サービスの連携です。
特定の通販サイトをよく利用するのであれば、そのグループ会社が発行しているクレジットカードを決済に使うことで、キャンペーンの恩恵を受けることができます。
通販サイトのみならず、クレジットカードは、他のサービスと提携したキャンペーンをよく実施しています。
これらを調べておけば、提携の際にはそのサービスを利用するなどして、多くのポイントを獲得することができます。
キャンペーン情報については、クレジットカード会社から情報提供があるので、必ずメールの受信設定をしてチェックできるようにしておきましょう。

キャッシュレス決済の利用は明細の一覧がチェックできて便利

節約が苦手な人は、毎月どの程度の金額を、どの項目に使っているか、把握していないことが多いです。
そのため、使いすぎに気付かず、何年もその状態を続けています。
家計簿をつけることで、改善できる可能性が高まるため、実践することは効果的です。
しかし、家計簿に記入することに面倒を感じてしまうこともあるでしょう。
そのような場合に、クレジットカードを利用すれば、項目ごとの明細を一覧で見ることができるため、家計状況の把握につながります。
例えばクレジットカードを2枚作って、そのうちの1枚は食材の購入のみに使えば、月々の食費にかかった費用が一目瞭然にわかります。
あるいは電子マネーを利用して、必要な資金だけチャージすることで、使いすぎを防ぐこともできます。
最初に決まった額を入金しておけば、その範囲内で収める意識が働きます。
キャッシュレス決済の利用は、ポイントが付くだけではなく、こういった利用ができる点も家計改善に役立ちます。

借金に困ってる人は債務整理や過払い金請求を利用する

借金で苦しんでいる人は、対策を行うことで、家計を楽にできる方法があります。
債務整理をして、返済の減額などを行うことで、実質的に生活資金に余裕を持たせることができます。
一定の収入を得ても、利息の支払いを続けていれば、貯金が貯まらない状況になるからです。
実は法的に、借金返済の減額や猶予、帳消しにする方法があります。
それが債務整理であり、弁護士や司法書士に依頼することで、今よりも楽な返済スケジュールにすることも可能です。
一定の財産を処分することで、借金を全てなくすこともできます。
借金地獄のサイクルにはまると、自力ではなかなか抜け出せないこともあります。
そんな場合には、法律の専門家に依頼して、借金を整理するといいでしょう。
また、金融機関にお金を借りていた場合に、過払い金請求ができる可能性もあります。
利息を払い過ぎているケースがあるため、過去に金融機関からお金を借りていた人は確認してみるといいでしょう。
弁護士や司法書士に頼めば、調査してくれます。
もし払い過ぎていた場合は、取り戻すことができます。

フリーランスや自営業者の税金対策

フリーランスや自営業者は、年ごとに自分自身で確定申告を行います。
会社に勤務していれば、副業でもしていない限り、自分で確定申告を行う必要はありません。
そのため確定申告の書類を作成することに、面倒を感じる場合もあるでしょう。
しかしフリーランスや自営業者は、経費にできる範囲が広いという利点もあります。
自分では経費として使えないと思っているものでも、場合によっては経費で落とせる場合があります。
一例を挙げれば、フリーランスは、自宅で仕事をしているケースも多いでしょう。
この場合は、自宅の家賃などを経費項目に加えることができます。
もちろん自宅は、プライベートの生活としても使っているため、仕事との間で按分する必要性が生じます。
自宅の一室を仕事場にしているのであれば、その部分の家賃割合を考えて、それを経費として計上することができます。
経費にできれば、税金のかかる収入の割合も減るため、税金対策として有効です。
これ以外にも経費にできるものは様々あるため、知っておくことで支出を減らすことができます。

まとめ

銀行の使い方、クレジットカードの利用方法、税金に対する知識、借金対策など、普段の生活の中で実践できることがあります。
このような知識が不足していることで、知らない間に損をしている場合があります。
支出を減らすことは、視点を変えれば、実質的に収入が増えるということでもあります。
実際上の収入は増えなくても、支出が減った分、収入部分は大きくなるからです。
節約もまた、賢い現金化の方法であり、実行することでそれに応じた成果も期待できます。
家計状況を良くするためには、金銭に対する敏感さを養うことが大切です。
節約の多くは、誰にでもできる実践できる内容です。
また、債務整理のように法律の知識が必要な場合は、専門の法律家に相談する必要があります。
ネット上に存在する数多くのサイトで、節約情報や金融情報、借金対策などの方法が書かれているため、必要に応じて参考にすると効果的です。
早く始めることで、早く成果も出てくるため、思いついた時点から実行することが心がけとして必要です。